第4回奥出雲ウルトラおろち100km遠足 自己申告リタイヤ宣言
2018年 04月 14日
今大会の最大の難関「おろちループ」の終点、84.7km第17三井野原駅エイドで、今年のメインイベントは終わりました。
55.1kmの第12仁多庁舎エイド(レストステーション)までは、簡易雨具(ビニール自作・ごみ袋利用)で小雨はしのげたが、ボチボチ本格的な雨模様のため、ドロップバックから雨具を出して着込む。
鬼の舌震い 渓谷の側壁に掛けられた木製橋を歩く
雨は段々酷くなり、そのうえ風も吹きだし、帽子が吹き飛ばされそうな勢いで、歩行も押されるようになった。
延命水エイドあたり
73.6kmの第16延命水エイドに立ち寄った時は、身体も冷え切っており、指先が冷たくコップを握っても震える始末。
おにごりを食べ、外に出た時に「ゾンー」として身体が震えた。
この状態で難関のおろちループに向かうことに、一瞬躊躇いました。もし、途中で身体が冷え込み震えが厳しくなると大変な事態に陥る恐れがあったから・・・・。
外に出て、大きく手を振り、小走りで走りだすと、少し暖まってきたので、ずるずるとおろちループに向かった。
おろちループは、どんな傾斜だったか記憶にありません。ただただ身体が冷えないことを祈りながら歩き続けました。
三井野原駅エイド近くの大橋
第17三井野原駅エイド近くになり猛烈に寒くなり震えが止まらない危険な状態になりました。
エイドに着くなり「リタイヤします」と震える声で係の人に告げました。
待合室のストープの前に居ても、震えは止まらず、緊急用保温シートで身体を覆うと、やっと落ち着きました。
ここまで、強風雨の中を、無理をしながら来てしまいましたが、途中でアクシデントに遭わずに来れたことは非常に幸運だったと思いました。
最高年齢ゼッケン番号「1001」での完走が目標だったにもかかわらず、完走可能な時間を残してのリタイヤの決断にはまったく迷いはありませんでした。その要因は、それだけもう身体が危険な信号を発信していたからだったと思います。
山登りで得た危機管理の処方はまだ忘れておらず、この場で生かされたと後々思いました。
今年の私のビックイベントはあっけない幕切れとなりましたが、気持を切り替えて、新しい目標を見つけそれに向かいたいと思います。
★★★ いま、こころに響く歌は・・・・・ ★★★